こんにちは、ぽんぱです。
私は持病というほどでもありませんが、疲れが溜まると耳に来るらしく「低音障害型難聴」という病気を発症することがあります。
ストレスが溜まると発症しやすく、誰にでも起こる可能性のある病気です。
低音障害型難聴と私の付き合いについて、まとめてみました。
低音障害型難聴とは
内耳の障害が原因で急に聞こえが悪くなったり、耳がつまった感じになる病気です。
原因は内リンパ水腫といわれていますが、ストレスや過労が引き金になって起こることが多いです。
数日から数週で治る方が多いのですが、長引いたり、繰り返したりすることもあります。
ストレスが引き金になることが多いので、ストレス難聴ともいわれます。
http://jibikkuma.jp/alhl.html
突発性難聴とよく似ていますが、低音だけに障害が起こります。
比較的若い女性に多く発症するようです。
はじめての発症と治癒
耳の聞こえづらさに気づく

はじめて発症したのは6年前の27歳のときのこと。
でんぱが1歳半くらいで、正社員に復帰して半年でした。
初めての子育てしながらの仕事に少しだけ慣れてきて、同時に疲れも感じていた頃です。
ある朝、聞こえに違和感を感じました。
右耳だけボワッとした感じがして、聞こえづらいのです。飛行機の気圧の変化で感じるような違和感がありました。
でも以前に耳アカが詰まって、聞こえが悪くなったことがあったので、今回もきっとそうだろうと思っていました。
私いわゆる飴耳で、耳アカがつまりやすいんです(;^ω^)
聞こえづらくなってから2日ほどして、耳鼻科に行きました。
病院を受診

耳鼻科に行って診てもらうと、耳アカは詰まっていませんでした。
聴力検査をしてみると、右耳の低い音だけ聞こえが悪いことが判明。
「低音障害型難聴」という病名でした。
とても驚きましたが、早期に適切な治療をすれば治るという説明も受けました。
その日は下記の薬を1日3回×4日分もらい、帰宅。
- アデホスコーワ顆粒10% 3g
- メチコバール錠500mg 3錠
帰宅すると、確かに夫・なっぱの話す声が低くて聞き取りづらいことに気づきました。
またエアコンの「ゴー」という作動音が右耳だけ聞こえませんでした。
右耳を上にして横向きに寝ると、まったく聞こえないんです。
左耳は正常に聞こえるので、そのアンバランスがとても気持ち悪く、なるべく音を聞かないようにしました。
突然のめまい

診断の翌朝、目を覚ますと、ものすごい目まいに襲われました。
まったく起き上がれない。
世界が全部グルグル回っているのです。
気持ち悪くて仕方ありませんでした。
世界のすべてがグルグル回る感覚が怖くて気持ち悪くて「いったい自分はどうなってしまうのか」と思いました。
めまいは10分ほど続き、終わりました。
怖くなり、再び耳鼻科を受診。
この病気はメニエール病にも移行しやすいらしく、めまいが何度も起こるようなら、メニエール病という診断名になると言われました。
さらに「ドラマミン錠」という薬をもらい、めまいが起こったら服薬するように言われました。
薬はいつも持ち歩いていましたが、「息子を抱っこしている時に来たら」「通勤や仕事中にめまいが来たら」と、とても怖かったです。
めまいをやり過ごす

その後、めまいは2回ほどありました。どちらも朝起きた直後です。
これは個人差だと思いますが、私は朝起きてすぐにめまいが来るタイプのようです。
朝起きてめまいが起きたら、なっぱに薬を取ってもらい服薬して、やり過ごしてから家事に取り掛かりました。
いつも10分くらいで、めまいは収まります。
ずーっと目をつぶって、何もせずにめまいが終わるのを待つだけ。
音を聞くのも、何かを見るのも気持ち悪くてできないんです。
毎回めまいは気持ち悪くて嫌でしたが、いつか終わるということが分かっていると耐えられました。
困ったこと

低音障害型難聴になると、低い音がほとんど聞こえません。
聞こえる方の耳でなるべく対応するのですが、男性の声が聞こえづらいのと、仕事での電話応対はやっぱり困りましたね。
右側に座っている男性から話しかけられて、全然気づかないこともありました。
ご理解いただけそうなお客様には事情を伝えて、メールで対応させて頂いたりもしました。
あとは左右で聞こえが違うことが不快で、「聞く」ということがストレスに感じました。
服薬で改善

1週間ほど薬を飲み続けると、耳が聞こえるようになり、めまいもなくなりました。
耳鼻科でも聴力検査をして、通常の聴力が戻っていることを確認。
なんの問題もなく「聞こえる」ってこんなに素晴らしいことなのか!と感動しました。
2度目以後の発症と治癒
2度目の発症

その3か月後のこと。
また朝に耳が聞こえづらいことに気づきました。今度も右耳です。
ふたたび耳鼻科に行くと、やはり右耳の低音が聞こえておらず、「低音障害型難聴」でした。
「繰り返すこともある」とは聞いていたものの、やはりショックでした。
このときはめまいはなく、また服薬をして1週間ほどで改善しました。
3度目の発症

このあと1年ほどは発症がなく、私も忘れかけていました。
仕事の資格試験で忙しく、睡眠時間を削って勉強していたころです。
今度は左耳に症状が…。
今までは右耳だったのに、と左耳に症状が出たことにはビックリ。
そして病気のことを忘れていたことを反省。。
このときもめまいはなく、服薬して1週間で治りました。
対策
これまで幸い1週間程度の服薬で、治療が完了しています。
でもやっぱり今後は、この病気を繰り返したくありません。
5年前に経験して以後は、下記のことに気を付けて生活するようにしています。
よく眠ること

今までのことを振り返ると、やはり睡眠時間が十分に取れていないときに発症していました。
私はもともとロングスリーパーで、叶うなら1日10時間くらい寝たい。
でも正社員の共働き時代はそういうわけにもいかず、睡眠時間は短いときには4~5時間なんてことも。
そういう日々が続くと体調も崩しやすく、発症の可能性も高くなるので、今は1日8~9時間くらい寝るようにしています。
寝る時間が多くて、日中自由な時間が少なくなるけど、しょうがないです。
ショートスリーパーの方がうらやましい( ;∀;)
ストレス解消

この病気の大敵はやっぱり、ストレス。
上手にストレス解消しないといけません。
私は結婚で違う土地に移ってきて、気の許せる友達もおらず、いつもボッチです。
特に趣味もないので、1人でできるストレス解消ってなんだ?と考えた結果、定期的に1人カラオケに通うようにしました(笑)
普段はマンガ読んだり、ほかの人のブログ読んだりするのが好きです。
でもインプットばかりじゃなくて、アウトプットするのがストレス発散には良いかなと思っています。
ちなみに普通のカラオケ店で1人カラオケする勇気がまだなく、いつも快活クラブのワン・ツーカラオケを利用しています。
最近はブログを始めて、アウトプットできる場ができてうれしい(*´ω`)
有酸素運動

以前あさイチで、この「低音障害型難聴」の特集がありました。
そのときの情報によると「有酸素運動が効果的である」そうです。
この病気に長年悩まされていた方は、毎日1時間程度の散歩を続けることですっかり改善されたのだとか。
私も小さいですが「エレベーターじゃなくて階段を使う」「お昼休みに会社や自宅の周囲を散歩する」なども実践しています。
気分もリフレッシュできますしね♪
発症したら、すぐ病院へ

これは予防策ではありませんが…、発症したらすぐ病院に行くことが大事です。
早期治療を受ければ、1週間程度で回復することが多いこの病気。
早くかかればかかるほど、症状が悪化せずに済むそうなので、耳に違和感を感じたらすぐ耳鼻科へGO!!です。
まとめ:知識を持って怖がらずに対応しよう

最初に「低音障害型難聴」って聞いたときには、すごく不安でした。
私の耳は治るの?ずっとこのままだったらどうしよう?仕事は続けられる? …なんていろんなことが頭を駆け巡りました。
何も知らなったから、怖かったんです。
でも知識を持てば、対応策もわかります。
やみくもに怖いと思わず、正しい知識をつけて、これからも病気と付き合っていけたらいいなと思います。