年明けから、小学2年生の息子が歯列矯正(床矯正)を始めました!
自閉症スペクトラムの特性があるので、なかなか一筋縄ではいかないだろうと覚悟していましたが…
なんとか今のところは頑張ってくれています。
歯列矯正をはじめた理由
息子は4歳まで指しゃぶりをしていたこともあり、かなりの出っ歯です。
そのうえアゴが小さくて、歯が生えてくるスペースが足りず、いくつかの歯はねじれて生えてきてしまっていました。
「3人掛けのソファに、4~5人で座ってるみたいな感じだね」と歯医者さんが息子に説明されて、なるほど…とナットク(;^ω^)
私も夫も歯並びが悪く、結構コンプレックス。
「歯列矯正をしておけばよかったなあ…」という後悔があり、子供たちにはできるだけ綺麗な歯並びにしてあげたいと思っていました。
ただ自閉症スペクトラムという特性上、矯正の痛みや不快感にどこまで耐えられるのか?は未知数。
息子は不安感もとても強く、ストレスを感じやすい性質でもあるので、最後まで矯正を続けることができるかどうかはまだわかりません。
悩みましたが、「やってみなくちゃわからない!」ということで、エイヤッと飛び込んでみることにしました。
歯医者さん選びについて

歯医者さんをどこにするかも、すっごく重要ですよね。うちは
- いつも定期健診で通っている歯医者(矯正歯科学会認定医)
- 少し離れた子供矯正専門歯科(障害児歯科も対応)
の2つで悩んでました。
一応両方に相談に行ったのですが、
- 料金
- 通いやすさ
- 息子との相性
- 先生の印象
などから、いつも定期健診で通っている歯医者さんにしました。
息子の特性を普段から知ってくれているので、そこが一番大きかったかもしれません。
特にうちのような特性のある子供の場合、先生との相性が大事かなと思います。
見通しの不安を和らげるために、子供自身にしっかり説明してくれるなど、配慮を頂けそうな歯医者さんだといいですよね。
床矯正(しょうきょうせい)とは
息子が始めたのは、床矯正(しょうきょうせい)です。

上あごにこの器具を取り付けることで、歯列を広げていくもの。付けはずしすることが可能。
付けはずしは、息子が自分でやってます。数回だけ歯医者さんで練習して、すぐできるようになりました。
つける前には歯磨き、外した後は水でざっと流してますね。
今のところ学校には付けていかず、それ以外の時間はなるべくつけるようにしています。
つけている時間は、
- 帰宅後おやつを食べて、歯磨き後~夕食前まで
- 夕食後に歯磨き後~お風呂まで
- お風呂後~朝食前まで(寝る間もずっとつける)
という感じですね。
「1日何時間」などの目標は特に言われませんでしたが、できるだけ長くつけてくださいとは言われてます。
メリットとデメリット
メリットとデメリットは、下記読みましたが、この通りだなと思います(´ー`*)
息子は床矯正だけでは、たぶん歯並びは整わないと言われています。
アゴが小さいうえに歯が大きくてアンバランスなので、ワイヤー治療も将来的には必要になりそう…。
そのための前段階として、少しでもスムーズにいけば良いのですが。
親がすることは、週1度のねじ巻と、はめてるかどうかの管理
親の仕事と言えば、週1度のねじまき。
矯正器具にピンがセットでついてるのですが、これを週に1度回すことで、少しずつ隙間が開いていきます。
少しずつ負荷をかけて、歯列を広げていくんですね。

回す方向を間違えないように、黄色い矢印もついてます。
週に1度だけなので、忘れないようアレクサでリマインダー中。
あと、つけてるかどうかの管理。
今のところ息子は勝手に外すこともないのですが、「ちゃんと歯茎つけたー!?」としょっちゅう聞いてます。
(うちでは矯正器具のことを、歯茎と呼びます(笑))
ご飯の味見や、スーパーでの試食などちょっとしたときにも気は使いますね。
床矯正で大変だったこと
矯正で今のところ大変だったのは、型取りとつけはじめの時期でした。
一番大変だったのは、模型の型取り。親子で心折れる。
ダントツで大変だったのは、精密検査での型取り。最初にして、ここがピークのような。
息子の矯正の精密検査に来たけど、口の中の型を取る作業で、息子が大泣きして嘔吐してしまった…。
たぶん矯正器具を入れようにも、本人が持ちこたえられないんじゃないかというお話で、うーんやっぱり…という感じ。
すごく歯並び悪いのでできたら治してあげたいけど、、今は難しいかな😭
— ぽんぱ (@toppagippa) November 13, 2019
奥歯まで型を取るので、特殊な樹脂のようなものを入れられて、じっとしていなければならないのですが…
もうこれで絶叫&号泣でした( ;∀;)
歯医者さんからも「ちょっとこの調子なら厳しいかも…」というお話が出るほど。
私もあまりの嫌がりように、やっぱり難しいかもと諦めモード。
でも息子が「歯並び直したい…」と意欲を見せたので、日を改めてもう1度型取りをしてもらい、なんとかクリア。
大号泣には変わりありませんでしたが、よく頑張りました。
つけはじめの2~3日は、よだれとしゃべりづらさに苦しむ
床矯正の装置は、型取りから2週間ほどで出来上がりました。
やっとつけた床矯正の装置は、やはり違和感あったようです。
紆余曲折ありつつも、なんとか今日、床矯正開始した息子。
痛みはそんなにないみたいだけど、唾がうまく飲み込めなくて、ずっとタオル握りしめてる🤤あとうまく喋れない。つけはずしできるタイプなので、食事や学校は外せるけど、つけはずしできるがゆえの甘えも出ちゃうから、気を付けないとなあ。
— ぽんぱ (@toppagippa) January 8, 2020
最初の日は、とにかく唾がうまく飲み込めず、ヨダレが垂れっぱなし。。常にタオルを手放せませんでした。
ほとんどしゃべれないし、何を言ってるか分からない状態(;^ω^)
でもだんだんと唾も少なくなり、つけて4日目には全くヨダレも出なくなりました。
今でも多少しゃべりづらそうですが、普通におしゃべりできます。
歯列矯正の値段
気になる歯列矯正のお値段、我が家の見積もりはこんな感じです。
精密検査(レントゲンや模型作成) 5万
1期治療 25万 ※別途調整料として、毎回3,000円
1期治療で治療完了にならなければ、2期治療もあり。
2期治療 40万 ※別途調整料として、毎回4,000円
ちなみに子供矯正専門歯科の方は、1期・2期とも+5万円ずつくらいお高めでした。
やっぱり高いですね~~~。
うちの場合は、おそらく1期だけでは治らず2期まで行くものと思われます。
まとめ:先は長い。
床矯正を始めて1か月ほどですが、前歯の間にも隙間ができるなど、少しずつ効果も見えてきています。
矯正とは長いお付き合いになりそうですが、なんとか息子に頑張ってほしい!!
と同時に、「もしかしたら無理かもな~」の気持ちも心の片隅に置いておかないと、、という気持ちもあります。
特性上、無理をさせすぎるとこじらせそうなので。
当面は歯医者さんと連携しつつ、息子のサポートをしていきたいと思います。