7歳息子(発達障害)と3歳娘(定型発達)から見る、発達障害児と定型発達児の違い。

こんにちは、ぽんぱです。

我が家には、息子・でんぱ(7歳)と娘・おかっぱ(3歳)の2人の子供がいます。

でんぱは発達障害(自閉症スペクトラム)があり、おかっぱはいわゆる定型発達です。

ふたりを育てていて「同じ親から生まれたのに、こうも違うものか」と驚かされています。

発達障害のあるなし、男女の違い、個性…いろんな違いの要素が絡み合っていますが、おもに「発達障害の子」と「定型発達の子」の違いとして感じたことをまとめてみました。

※あくまで私が感じたことです。この違いがあるからと言って、発達障害のあるなしが分かるわけではありません。

 

娘が生まれて、びっくりしたこと

でんぱの発達障害の疑いがわかったのは、3歳半くらいでした。

6歳の息子 発達障害を疑われてから、診断まで~前編~

ちょうどおかっぱの妊娠が分かって数週間後の出来事です。

私はでんぱの発達障害には全く気付いていませんでした。

1人目の子どもということもあって、「子どもってこんなもの」って思っていました。

でも2人目の子どもを育ててみて、本当にびっくりしたんです。

子育てが異常に楽…!って。

多分おかっぱは手のかからない子なのだと思います。一般的には、女の子のほうが楽だと言いますし。

でもそれらを差し引いても、あまりに手がかからなくて驚きました。正直、でんぱの10倍以上楽です。

「通常発達の子の育児が楽」というよりは、「発達障害の子の育児がしんどすぎる」という感じなんでしょうか。

ずっと正社員で働いていたし、ママ友づきあいも親戚づきあいもあまり深くしておらず、よそのお子さんを見る機会もありませんでした。

でんぱと周りの子との差に、まったく気づいていなかったです。

これまで「育児はこんなに大変で当たり前」と思い込んでいたことが、当たり前ではなかったと思い知りました。

発達障害の息子と定型発達の娘の違い

テンションの振れ幅

最近のふたりを比べてみて思います。

でんぱはテンションの振れ幅が、とっても大きいです。

嬉しいときは、とことんテンションが高く、ほんっとうに嬉しそう。

逆に悲しいとき・不満なときは、とことんマイナスのオーラが強く、泣きわめいたり罵詈雑言を吐いたりします。

もちろん、おかっぱにも嬉しい時と悲しい時はあるんですよ。

でも、なんというか一定の幅に振れ幅が収まってる感じ。

でんぱは、感情がどちらにも振り切れちゃってます。

そして急に感情が振り切れちゃうので、予測もつかず困ることも多かったですね。

ぽんぱ
嬉しい時も少なくていいから、不満な時を少なくしてほしい…
なんてよく思っていました。

地雷の多さ

でんぱには「ココに触れると、かんしゃく(パニック)を起こす」という、ある程度のテリトリーがあります。

例えば、大声や注意を「怒られた」と感じてしまって、パニックになることがあります

横断歩道を走ったりして「ここは車が通るから危ないよー!」と大きな声で言ってしまったら、アウト。

でんぱ
お母さんが怒った!!!お母さんが悪い!!!!

と激しく泣きわめきます。こうなると何も聞こえません。だまって待つしかない。

でんぱにとって「怒られる」というのは、「自分を全否定された」くらいのショックがあるみたいです。

それから逃げるために、怒った相手を責めてなんとか対応しようとします。

だからでんぱに、うっかり大声出したり注意をしたときに「あ、やばい!今の言い方絶対かんしゃく起こす…!」と冷や汗が流れます。

そういう地雷がたくさんありますし、予測も難しいです。

でもおかっぱには、そういう地雷がほとんどありません。

大声出しても、注意しても、ヘラヘラしてます(それはそれで問題)。

集中力

でんぱは視覚の情報がとても強く、集中力が凄まじいです。

1歳代から好きなテレビを見ているときは、魂が抜けたようにテレビを見て、こちらが話かけても全く聞こえません。

ずーっと集中して見ています。

テレビを見せておけば、途中で私に寄ってくることもなかったので、晩御飯づくりなどの時は助かりました。

おかっぱでびっくりしたのは、テレビをちゃんと見ないこと。

最初は見ても、すぐ飽きてほかの遊びにフラフラ~と行ったり、私のところに来てしまいます。

テレビずっと見続けない子がいるのか…!と衝撃でした。

こだわり

でんぱは「いつもと違うもの」には抵抗を感じているようでした。

季節が変わった冬に、ジャンパーもコートも肌着のシャツも着られませんでした。

だから季節の変わり目はいつも憂鬱。どうやってこの服を着せようかと頭を悩ませていました。

おかっぱは何の抵抗もなく、夏服・冬服をスッと着てくれるので感動しました。

かんしゃく

おかっぱもかんしゃくを起こします。でも、頻度も迫力も全然違います。

でんぱは毎日のように、何かでかんしゃくを起こしていました。

でんぱが私の友達の前でかんしゃくを起こしたとき、発達障害と知らない友達は「いつもこんな風なの?なんか怖い…」って言ってました。

でんぱのかんしゃくは、すさまじいものがありました。

また感情が長引くのも特徴で、気持ちの切り替えが全然できない。

今はだいぶ落ち着きましたが、「いつかんしゃくが来るのか」と毎日不安に思っていた時期もありました。

動作

でんぱは「ふたつの行動を組み合わせた動作」が出にくいように見えます。

例えば、お気に入りの絵を持ったまま、コップを水を飲もうとするとき。

おかっぱなら、絵をワキにいったん挟んで、コップで水を飲みます。

でんぱの場合、いったん後ろを向いて、絵をおいて、コップを両手で持って水を飲みます。

基本的に1度に1つのことしかできないですね。

ちいさなことでも何かをしながら、何かをするというのは、苦手なのかなと感じます。

まとめ:どっちも違って、どっちもかわいい

こう書いていると、でんぱばかりが大変で可愛くないような感じがしちゃいますが、本当にかわいい息子です

無邪気で、素直で、優しい子です(親バカ)。

正直最初の子っていうこともあって、でんぱのことばっかり気にかけてしまいがち。

おかっぱが手がかからないからといって、手薄にならないように気を付けないといけないなと思っています。

それぞれの子どもにあった、それぞれのケアをしていきたいなと思う母でした。