発達障害で視覚優位な息子と、「きくきくドリル」で聞く練習。母も全然聞けてなかった!

こんにちは、ぽんぱです。

発達障害(自閉症スペクトラム)の息子・でんぱは視覚優位で、見たものを理解する力は高いです。一方、聴覚理解はすこぶる弱く…発達検査でもいつもへっこんでいる部分です。

得意を伸ばしたいという気持ちはあるものの、苦手なこともしのげる程度までは底上げしたいと願う親心。

そこで「きくきくドリル」という教材を使って、時々聞く練習をしています。今回はこの「きくきくドリル」をご紹介します。

きくきくドリルとは

名の通り、聞き取る力を育てるためのドリルです。

うちが今やっている「おもに6才から」のSTEP3の帯には、こんな説明が書いてありました。

「聞く力」をつけて、小学受験の絶対的な基礎力を伸ばす知能開発ドリルです!

意識の低い私からすると、おっかなびっくりしてしまうような帯。

小学受験での基礎力をつけることを目的として作成されたようですね(;^_^A

ラインナップは対象年齢ごとに4~6歳までの3種類あります。

子供用【ききとりノート】と親用【解答・解説】

2冊がセットになっていて、親用【解答・解説】と子供用【ききとりノート】で構成されています。

ぼやかしてますが、親用の中身はこんな感じ。

問題の進め方や指導のポイントが細かく載っています。

指導内容も「消しゴムは使わない」とか「わからなくなっても最後まで聞くこと」など色々書いていますが、うちはあまり気にせずゆるくやっています(;^_^A

子供用は、聞いた内容を書き込んでいくためのノートです。

CDから流れる音声に従って道を進んだり、色を塗ったり、というゲームのような内容もあります。

あとは音声を繰り返して言う・メモにまとめるという作業もあり、様々な「聞くこと」に特化したドリル内容です。

CD4枚付属。アプリで音声ダウンロード可能

テキストにはCD4枚が付属していますが、スマホアプリで聞くこともできます。

SigmaPlayerというアプリで、CDと全く同じ音声を聞くことが可能。

もちろん無料なので、購入前に雰囲気を知りたいという方は、試しにダウンロードしてみても良いかもしれません。

アプリでは再生速度も「ゆっくり」「ふつう」「はやい」から選ぶことができます。私はアプリを愛用中。

使ってみた感想

小学受験用に作られており、やや難しい

先ほどの帯にも書いてありましたが、小学受験用に作られたドリルのため、本の対象年齢よりも難しいという印象です。

今7歳(小学1年生)のでんぱは、6歳~のSTEP3を使っていますが、それでも分からないことが多いです。

例えばCDから流れてくる例文の間違いを指摘する問題があります。

音声:おかあさんと一緒に魚を買いに行こうと思い、八百屋さんに連れて行ってもらいました。

正解:魚⇒野菜(または八百屋さん⇒魚屋さん)

この質問の意味自体がまったく理解できず

でんぱ
え?どういうこと??言ってることがぜんぜんわからない
とキョトンとしていました。説明しても全然ピンと来ず、謎の答えを連発。

また知識として知らないことも多く、保育園で遊んでばかりで勉強ゼロの我が家には難しかったです。

勉強ゼロから買うなら、1~2歳下のSTEPでちょうどいいと思います。6歳でSTEP1でも良いくらい。

STEP3の6歳~用なんて、最後はメモ取らせたり、お話書かせたりしますからね…。そんなスピードでひらがな書けません( ;∀;)

ゲーム感覚でできるところしか進まない

「きくきくドリル」の中身は色んな内容があります。

でんぱは「これ面白い」と思ったものはガンガン進めます。

でも主に言葉だけで進めていく復唱など、正直退屈に思うものもあるので、そこは全然進みません。

親の指導力不足といえばそうなんですがね~。。

「聞くこと」に集中する良い練習ができている

テレビを消して、「聞くこと」だけに集中する時間は心地良いです。

ぽんぱ
ふだんって視覚からの情報が多かったんだな~
ということを思い知ります。

きくきくドリルは、でんぱの気の向いたときにしかやってないので、効果がメキメキ出ているわけではありません。

それでもやっているときは、普段しない「集中して聞く」ということを頑張っています。

ドリルの正解・不正解は当然ありますが、「聞く」という練習そのものが一番大事ですね。

大人もやってみると良いよ!全然聞けてないから( ;∀;)

私もでんぱと一緒にやってみたんですが…これがまあ全然聞けてませんでした汗

本の中で、著者はこう書いていました。

ただ、話を聞くだけなら大抵の人にとって、難しいことではありません。

しかし、同じように話を聞いていても、次のような2通りのタイプに大別できるのです。

  1. その聞いた話の内容まできちんと聞いている人
  2. 音声だけを聞いている人

(中略)「聞く練習」を重ねるを重ねることによって、集中力がつき、聞いた話の内容まできちんと把握できるようになります。

ぽんぱ
「音声だけを聞いている人」って私だわ…!!

仕事でも「ハイハイ~」と聞いて「あれ、何のことだっけ!?」ってなることもありました…。

大人でも十分タメになる内容です。

まとめ:「聞くこと」を意識することが大事

リニューアルされる前の「きくきくドリル」も持っていましたが、「聞くこと」を鍛えるのに充実した良い教材だと思います。

あとはそれを指導する親の力さえあれば完璧なんですけどね…!!

無理強いもしたくないので、一緒に楽しんでやっていけるようにボチボチ働きかけていこうかなと思います(;^_^A