こんにちは、ぽんぱです。
今日は私の大好きな少女漫画「彼方から」をご紹介したいと思います。
好きな少女漫画はたくさんありますが、スペースの関係や子供たちに荒らされることもあって、ほとんど電子書籍に変更しました。
でもこの「彼方から」だけは、すぐ手の伸びる場所に保管しておきたくて電子にしていません。約10年間、定期的に読み返しています。
なおアイキャッチ画像が3巻なのは、1・2巻のカバーを子供たちにはぎ取られたためです( ;∀;)
「彼方から」のあらすじ
日本のごく普通の高校生・立木典子(タチキノリコ)は、下校途中に突然異世界に飛ばされます。
その世界で出会ったのは、イザーク・キア・タージという青年。
言葉も通じない異世界で、ノリコは彼について旅をすることになります。
実はイザークはその世界に闇をもたらす「天上鬼(てんじょうき)」という存在。そしてノリコは天上鬼を覚醒させる「目覚め」という存在だったのです。
ノリコは当然その運命を知りませんが、次第にイザークを慕うようになります。
イザークもノリコを想いながら、「天上鬼」と「目覚め」という運命に苦しんでいました。
やがて真実を知ったノリコは、2人でその運命を受け止めた上で「未来は変えられる」と信じ、自分たちの運命に立ち向かっていくことに…。
おもな登場人物
ノリコ

本作の主人公。普通の高校生だったけれど、異世界の運命を大きく変える存在「目覚め」となります。
イザーク

本作のヒーロー。世界を破壊する「天上鬼」になるという運命を持って生まれてきました。
天上鬼になる運命から逃れようと、最初は「目覚め」であるノリコを消そうと考えていましたが、次第にノリコに惹かれるようになります。
「彼方から」のここが大好き
異世界の世界観・ストーリー
ノリコが飛ばされる異世界での世界観、すごくよく作られていて、入り込んでしまいます。
髪型や衣服・街のつくり・文化や習慣など、細かいところまで設定されていて、よくできているな~と。
「天上鬼」や「目覚め」を取り巻く各国の政治や思惑も絡みつつ、2人を中心に動いていくストーリーは圧巻。
ラストシーンは、異世界とこちらの世界がつながるような希望の見える素敵なシーンでした。
絵がとても上手で、安心して読める
ひかわきょうこさん、とにかく絵が上手です。
人物はきれいな男女だけでなく、ちょっとブサイクな人・老人・化け物まで個性的に描かれています。
悪役もサブキャラもみんなキャラが立っていて魅力的!
動きの激しい格闘シーンも多いけど、スピード感や激しさが伝わってきます。不自然な構図が全然ありません。
カラーも美しい!絵が好きすぎて、画集も持っています(#^.^#)
安心して読むことができる作家さんです。
すれ違う両想い
オバチャンになった今だからこそ、淡い両想いがまぶしい(笑)
二人は「天上鬼」「目覚め」という運命を背負っています。想い合っているけど、遠ざけなければいけない存在であるノリコへの気持ちに、イザークは苦しんでいました。
ノリコが思いを寄せてくれていることに苦しむイザークの姿に、グッときてしまいます。。
強さと弱さを持つイザークがかっこいい
イザークはザ・男前!私は昔から今でも漫画の理想の男性は、イザークです。
強くて頼りになって、一人で何でもできる。でもその力の強大さゆえに、孤独で怯えています。
その強さと弱さ、ノリコだけに見せるちょっと可愛い一面が、とても素敵なキャラクターです。
「自分にできること」を頑張るノリコが眩しい
ノリコは普通の高校生です。
異世界に来ても何一つ特別な能力が手に入るわけではありません。
それどころか言葉もわからない世界で、最初はただ戸惑うだけの少女でした。
それでも「自分にできること」に立ち向かっていく、ノリコの勇気にいつも元気づけられます。
逆境に追い込まれた時のノリコのセリフ、人生で追い込まれた時によく思い出します( ;∀;)
パワーを出せ!!人のできることをするんじゃないんだ
今の自分ができることに集中するんだ
まとめ:30代女性でもしっくり読める少女漫画
30代になると、あまりに眩しい少女漫画は読めなかったりしますが、「彼方から」は一生読めると思ってます!
ひかわきょうこさんの独特の落ち着きのある絵やストーリーが、年を取るごとに深く感じるんですよね。
私は20代前半で初めて読みましたが、年々この漫画が好きになっています。
本当に面白い魅力的な漫画なので、まだ読んだことがない方がいたらぜひ手にとってみてくださいね~(*´ω`)