6歳の息子が、3歳で発達障害を疑われてから、診断がつくまでの話~後編~

こんにちは、ぽんぱです。

引き続き、息子・でんぱの初めての発達検査以後のことを書いていこうと思います。

6歳の息子が、3歳で発達障害を疑われてから、診断がつくまでの話~前編~

4歳半~ 短期間の療育を受ける

発達検査では、全体的には標準の発達の枠内ではあるものの、得意なところと不得意なところもはっきりしていることがわかりました。

支援センターでの療育は定員がいっぱいで、半年ほど待って、3か月間(週に1度)の個別療育を受けました。

言語療育(ST)と言って、言語聴覚士さんと1対1で療育を行います。

楽しく遊んで頂きつつ、困った行動への対応方法など教えてくださり、とても参考になりました。

またこのころから息子と向き合おうと自分なりに考え、発達障害関係の本も読んで、対応方法を勉強するようになりました。

普通学級に通う発達障害(自閉症スペクトラム)の息子を持つ母が選ぶ、何度も読み返したい発達障害の本5選【幼児~小学生向け】

うまくいくことばかりではありませんが、息子にとって分かりやすい伝え方があることに気づき、パニックやかんしゃくが大分減ったような気がします。

例えばでんぱは視覚優位なので、繰り返し伝えたいことは絵にしたり図にしたり。

また保育園では加配(かはい)といって、でんぱをサポートしてくださる保育士さんに特別に付いていただくことになりました。 

5歳 集団療育を受ける

支援センターでの個別療育ののち、また半年ほど待って、3か月間の集団療育を受けることになりました。

でんぱは社会性に乏しく、自分の言いたいことばかりを相手に一方的にまくしたてたりします。

また聴覚での理解が弱く、人の話を集中して聞くことも苦手。

 

コミュニケーションの上で色々な課題があり、集団での療育で学ぶことになりました。

この集団療育は親は別の部屋で待機して、子供6人と言語聴覚士の先生2人で行うものです。

何かが劇的に変わったわけではありませんが、チームを組んで「みんなで協力しあう」ということを学んだようでした。

 

また発達検査は1年に1回、支援センターで受けさせてもらうことになりました。

6歳 自閉スペクトラム症と診断

支援センターは、療育のクラスに空きがあるときだけ呼ばれるような状態でした。

子供の発達について気軽に相談できる場所が欲しいと思い、近所の児童発達支援に行くことに。

児童発達支援の利用には、市町村から発行される「受給者証」が必要です。

このときは診断名はついていませんでしたが、これまでの発達検査の用紙を持って市役所に面談に行くと、受給者証を交付していただくことができました。

この児童発達支援の教室、でんぱは楽しんでいるのですが、全然「療育」という感じではありませんでした

それぞれの特色があると思うのですが、でんぱの通っているところはほぼ療育的な要素はなく、とにかく「遊ぶ!」という感じ。

遊んでいるだけの児童デイサービスに通い続けるか、ずっと悩んでいます。

きちんと調べなかった私が悪いのですが、ここにはあまり発達のことは相談できないな、と。

ただ楽しく遊んでいるので、それもいいかと思い、今も週に1度通っています。

 

そんなとき、近所に発達外来のある小児科がオープンしました。

一度相談に行こうと思い、これまでの検査結果を見せたり、成育歴の聞き取りなどをしていただきました。

そして、あっさりはっきり「自閉スペクトラム症」の診断を受けました。

正直この段階では、「やっと診断してもらえた!!」というほっとした気持ちでした。

診断名がつくことで、今までモヤモヤ~としていたことが、すっきりはっきりしたように思います。

だれかに伝えるにも「うちの子発達障害っぽくて…」と何となく濁した言い方しかできませんでしたが、

「うちの子、発達障害なんです」とスッキリ言えたほうが、個人的には良かったです。

私の住む自治体では、診断名があれば療育手帳を取得することもできました。

【発達障害】療育手帳が我が家にやってきました。発行手続きの流れと、受け取った母の気持ち

でんぱの発達障害はとっくに受け入れた気持ちでいましたが、いざ「障害者手帳」と書かれた手帳を渡されると、気持ちが揺れ動いて穏やかではいられませんでした。

きっと私はまだ、本当の意味では、息子が発達障害だという事実を受け入れられていないのかもしれません。

まもなく小学校入学

6年間通った保育所からも、この3月で卒業。

4月からは小学校に入学します。

環境もガラリと変わり、変化に弱いでんぱにも、いろいろな試練が訪れると思います。

親も子も試行錯誤しながら楽しく毎日を過ごせるよう、サポートしていきたいと思います。