発表が苦手な発達障害の小1息子、学童の卒業式を欠席。発表から逃げ続けても良いのかな。

こんにちは、ぽんぱです。

小1の息子・でんぱには発達障害があり、発表は大の苦手。

【小学校普通級】発達障害がある息子の発表会は、親子とも辛いものがありました。発表会は苦手です。。

3月は学童卒業会がありましたが、1人ずつ読む3年生への手紙を読むことができず、欠席となりました。

学童の卒業式、手紙を読み上げられない。

ふだんは楽しく学童に通っているでんぱ。

学校に行きたくない日はあっても、学童には行きたいと言うくらいです。

 

卒業式の前日、先生からお電話が。

学童の卒業式が行われる前日、学童の先生から私に電話がありました。

先生
でんぱくんのことなのですが…

卒業式で読み上げる3年生への手紙、とてもよく書けているんですよ

ぽんぱ
はい、ありがとうございます!
先生
ただ手紙を1人ずつ読み上げるとき、みんなの前で読み上げるのが、どうしても緊張してしまうようで
ぽんぱ
ああ、そうでしょうねえ…

学校の発表会でも、1人での発表は泣き出してましたし、今回も1人ずつ手紙を読み上げる場面では、できないようです。

 

先生
それで、1人の前で読む練習からはじめて…、今日は4人の前で読めたんです。

なんとスモールステップで、ちょっとずつ負荷をかけて練習してくださってたようです( ;∀;)

先生
もっと人数を増やした練習をしようと思ったんですが、でんぱくんが「明日はできるから」と練習はそれで終わってます。

これまで練習も頑張ってましたし、とても良い手紙で、3年生も喜ぶと思います。

友達も応援しているので、明日の朝もし「行きたくない」と言っても、背中を押して送り出してもらえませんか。

よろしくお願いします。

ぽんぱ
わかりました。色々とありがとうございます!

でんぱのような子を、一生懸命ご指導くださる先生たちには本当に頭が上がりません。

頑張って、でんぱにも自信をつけてくれようとしています。

先生とお話して、私も明日は何とか行かせようと思いました。

 

前夜から「おなかが痛い」

先生から電話があったことは、プレッシャーになるといけないと思い、でんぱには言いませんでした。

でも夕方から、でんぱの調子はおかしかったです。

でんぱ
なんか、明日おなか痛くなりそう…

かなりプレッシャーを感じているようでした。

ぽんぱ
そっかあ…

これは明日、きっと「行けない」って言うことへの布石なのでしょう…。

でも何とか行かせよう…と心の中では思っていました。

 

当日朝、どうしても行けない

当日の朝、やっぱりでんぱは体調不良をアピールしてきました。

でんぱ
おなか痛い…今日はいけない…

予想通りの展開でしたが、私も何とか行かせようと、必死。

ぽんぱ
今日で3年生とお別れだよ?仲良しの3年生いるでしょ?
でんぱ
3年生、好きじゃない…

本当は3年生好きなのに( ;∀;)

ぽんぱ
そうなの…じゃ、じゃあお昼みんなでカレー作るんでしょ?おいしいよきっと!
でんぱ
カレー嫌い…

とまあ、ことごとくネガティブアピールが止まりません…。

 

出発時間を過ぎても、着替えもできません。

私の思うことをそのまま話してみました。

ぽんぱ
あのね…お母さんはできれば、でんぱに学童に行ってほしい。

でんぱが学童で、手紙を頑張って書いたんでしょ?それを最後に3年生に伝えてほしい。

でもそれはお母さんが思っていることで、一番大事なのは、でんぱの気持ちだから…

でんぱはどうしたいか、教えてくれない?

 

でんぱは、泣き出してしまいました。

でんぱ
本当はちゃんと手紙読みたい…

でも恥ずかしい…できない…

嫌なやつもいる…だから行けない…

 

どうしても行けない…。

先生も応援してくれていましたが、やっぱり無理そうです。

無理やり連れだしても、きっと手紙は読めなくて、また自信をなくして…そんなのも辛い。

 

その日は、欠席することにしました。

先生にはとにかく申し訳なくて、欠席連絡はつらかったです。

先生は来るだけでもいい、どれだけ遅れても良い、迎えに行きましょうか?とも言ってくれましたが、でんぱはすべてを拒否。

 

わざわざ練習もして電話もくれたのに、先生方の努力を裏切るようで、とても辛く申し訳なかったです。

でんぱみたいな子を、見捨てずにずっとサポートしてくださったのに。

「力はあるので、何かのきっかけがあれば、できるようになりますよ」と、声もかけてくれました。

本当にありがたい…それだけに申し訳なさが募りました。

厳しくするべき?できないことから逃げ続けてもいい?

休むことになったでんぱは、とっても元気です。

わがままを言いまくり、自由気ままにふるまっていました。

勝手ですが、それが余計につらく感じてしまいました。

 

「発表はできないのに、妹をいじめる元気はあるんだね」

「おなかが痛いって言ってたけど、おやつはいっぱい食べれるんだね」

 

そんな意地悪な考えが、頭をめぐってしまいます。

頭ではそれはそれ、これはこれとわかってはいるのですが。感情がついてきません。

 

今は「嫌なことから逃げろ」ってよく言うけど、これからずっと発表から逃げ続けて良いのかな。嫌なことは何ひとつしなくて良いのかな。

厳しくしたら、成長するっていうことは絶対にないのかな。

みんなにどんどん置いていかれているようで、もうどうしてよいのかわかりません。

親としては、つらいし悲しい。

親として正直な気持ちは、ただ悲しいです。

だれも悪くないけど、ただ上手くいかない。

 

一生懸命考えて、私ともコミュニケーションを取りながら、指導してくださっている先生。

息子を心配して眺める私たち夫婦。

そんな期待を受けてがんばりながらも、結局できなくて自分を許せない息子。

 

みんなそれぞれの立場で息子を支えて、息子も「発表をしたい」って思ってる。

でも、できないんです。

 

みんなが頑張っても、息子が頑張っても、超えられない何かがあるのかもしれません。

時間に身を任せて、解決できるのかもしれません。

でも、今は何もわからなくて。

 

できなくて泣いている息子を見るのは、とても悲しいです。

まとめ:信じ続けるのも、諦め続けるのも、難しい。

息子のことを「できないことなんてない」と信じ続けるのも、「できないのだから、諦めよう」と思い続けるのも、私はどちらもできなくて。

中途半端なフラフラした気持ちを、息子に対して抱き続けています。

 

普通の子の何倍も、辛い思いをして一生懸命練習すれば、普通の子みたいにできることもあります。

じゃあこの子は一生、辛い思いをして頑張って頑張って「普通」に辿りつかないといけないのかな?

そう思うと何が正解で、何が間違っているのかが分からないんですよね。

 

とにかく息子の育児は、難しいことが多くて、悲しいことが多くて…

心が間に合わないことばかりです。