小学1年生の息子、下校中の友達と初めてのトラブル。親にできることって何だろう?

先日、小学1年生の息子・でんぱが大泣きで帰宅しました。

訳を聞くと、一緒に帰宅した友達に嫌なことをされた様子。

初めての下校中のトラブル、親としてどう対処したらよいのか、オロオロしてしまいました…。

 

友達に嫌がらせをされたときのこと

大泣きで帰宅した息子

玄関のピンポンが鳴り、「おかえり~」と出迎えると、息子が唇を噛みしめて立っていました。

でんぱ
…うっ…うっ…
ぽんぱ
ど、どうしたん!?

私の顔を見ると、抱き着いて思いっきり泣き始めました。

でんぱ
うわあああ~ん…

しゃくりあげながら、呼吸できないくらいに泣いています。

ぽんぱ
(何か下校中にあったんだろうな…)

不安に思いながらも、泣き止むまで背中をさすっていました。

息子が話してくれたこと

泣き止むまで、5分ほど経ったでしょうか。

でんぱ
うっ…うっ…

今日、Aくんが…ランドセル、こうやって…いっぱい揺らしてきたりした

いやだった…

ぽんぱ
そうなんだ…

嫌だったね…

Aくんは、すぐご近所のお友達です。

公園で会えば一緒に遊んだり、普段はとても仲良くしてくれている子。

でも息子を少し下に見ている感はあり、そういうこともあるだろうなあ…と思えるところもありました。

でんぱ
Aくんは、いっつも強い…

俺ばっかり、いっつも弱い…

でんぱは、悲しさ・情けなさ・悔しさ・怒りなどの感情がぐちゃぐちゃになっているようでした。

なんと声をかけて良いのかわかりませんでしたが、「あなたは何も悪くないよ、いやだったね」と声をかけたと思います。

少し落ち着くとゲームを始めたので、その間に私はどうしたら良いのか、調べたり考えてたりしていました。

 

親の対応

タイトルはちょっとアレですが、こちらの記事の内容が参考になりました。

子のイジメ 頭のいい親がしている「神対応5」

今回はイジメというほどの悪質なものではありませんが、今後イジメの種にならないとも限りません。

我が家ではこんな対応をしました。

まずは逃げることを、子供に伝える

ゲームが終わったでんぱに伝えたのは、こんなことです。

  • 全員と仲良くできるわけじゃない
  • 嫌なことがあったら、まずは逃げる
  • 毎日お母さんが迎えに行くのも、できる
  • 本当に辛いなら、学校も学童も行かなくて良い
  • お母さんも昔いじめられた。いじめられるのは、恥ずかしくない。

大げさかもしれませんが、嫌な目にあって泣いた自分を責めないでほしくて話しました。

でんぱ
俺、ゲームしたら大丈夫になってきたわ

ウソか本当か、ゲームが終わったらスッキリしたようで、いつものでんぱ。

その後はいつも通り、宿題をしたり遊んだりしてゆっくり過ごしました。

夫と共有

でんぱが帰ってゲームを始めてすぐ、LINEで今日あったことを夫に連絡。

その日は、夫は夜9時頃の帰宅予定でした。

帰宅する時間にはまだ起きているはずなので、本人の前で話を蒸し返したくないのと、帰ってきてから少し優しくしてほしかったからです。

LINEで「やり返してないのは、えらいね。褒めてあげてね。」と連絡がありました(褒め忘れてた)。

私1人だと抱えきれないことでも、夫に相談できるのはありがたいなあと思います。

学童の先生へ連絡

学童からの下校中のトラブル。

学校に言った方が良いのか、学童に言った方が良いのか、はたまた両方か…。

さっぱりわからないのですが、学童の先生方はいつも対応が素早く素晴らしいので、そちらに相談することにしました。

連絡帳にこんなふうに書き、翌日息子に持たせました。

いつもお世話になっております。

きのう一緒に帰宅したお友達にランドセルを揺さぶられたり、嫌な目にあったようで、大泣きして帰ってきました。

お時間が許せば、少し話を聞いてやって頂けないでしょうか。

また当面は、毎日お迎えに行きたいと思います。

よろしくお願い致します。

Aくんの名前を書くかどうかも迷いましたが、先生方になるべく先入観を持たず対応して頂きたかったので、あえて書きませんでした。

私は息子からの話しか聞けませんが、違う子から見れば、違う状況かもしれません。

学童で話し合ってくれました

翌日は何もなかったかのように、元気に登校したでんぱ。

夕方に学童に迎えに行くと、早速学童の先生が話しかけてくれました。

先生
連絡帳に書いてあったことですが、でんぱくん・Aくん・指導員で話しました。

わあ~、先生お仕事が早い( ;∀;)ありがたいです。。

相手の子は、遊びのつもりだった

話を聞くと、やっぱりAくんは遊びの延長でランドセルを揺さぶったりしていたようです。

Aくんなりに「こんな風に遊びたかった」という気持ちがあって、その行為に至っていました。

でもその気持ちはでんぱには伝わっていなくて、でんぱからすると「急に嫌なことをされた」という気持ちだけが残っていたんだそうです。

先生
Aくんには、きちんと相手に伝えること・相手が嫌がることはしてはいけない、というお話をしました。

でんぱくんにも、嫌なことや気になることがあれば、先生たちが力になると伝えています。

Aくんは、でんぱが嫌な気持ちになったことを知り、謝ってくれたそう。

でんぱもそれを受け入れ、仲直りができました。

一方の肩を持つのではなく、2人を平等に指導をしてくださった先生方には、本当に感謝しかありません。

相手の子の親御さんには、連絡しません

あとびっくりしたのですが、こんなことも聞かれました。

先生
Aくんの親御さんには、連絡しましょうか?

親御さんには連絡は結構です、とお断りしましたが、こんな小さなトラブルでも聞かれるんですね…。

ただ一方でもし自分の子供たちが加害者側になってしまったら、教えてほしいという気持ちもある気がします。

難しいですね。

まとめ:避けては通れない友達とのトラブルを、成長の糧に。

でんぱは発達障害の特性なのか、感覚が繊細すぎる面もあります。

ほかの子にとっては「こんなことくらい」と思えることでも、異常に落ち込むことも…。

そういうことも踏まえると、でんぱの言うことを全部真に受けると、実際のこと以上に大きく感じられてしまうような気がしています。

「わが子を信頼する」という気持ちと、「客観的に観る」という冷静さのバランスが難しいですね。

ただ今回、息子にとって成長の糧になったなと思う経験でもありました。

  • 学童の先生など、助けてくれる大人がいること
  • 自分の思いを伝える大切さ
  • 友達を許して、仲直りすること

こんなことを学んでくれていたらいいな。

生きていく上で、トラブルに遭うことは避けられないことでもあります。

トラブルを避けるだけでなく、遭ってしまったときにどうするか、それも親子で一緒に学んでいきたいですね。

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