先日、小学1年生の息子・でんぱが大泣きで帰宅しました。
訳を聞くと、一緒に帰宅した友達に嫌なことをされた様子。
初めての下校中のトラブル、親としてどう対処したらよいのか、オロオロしてしまいました…。
友達に嫌がらせをされたときのこと
大泣きで帰宅した息子
玄関のピンポンが鳴り、「おかえり~」と出迎えると、息子が唇を噛みしめて立っていました。


私の顔を見ると、抱き着いて思いっきり泣き始めました。

しゃくりあげながら、呼吸できないくらいに泣いています。

不安に思いながらも、泣き止むまで背中をさすっていました。
息子が話してくれたこと
泣き止むまで、5分ほど経ったでしょうか。

今日、Aくんが…ランドセル、こうやって…いっぱい揺らしてきたりした
いやだった…

嫌だったね…
Aくんは、すぐご近所のお友達です。
公園で会えば一緒に遊んだり、普段はとても仲良くしてくれている子。
でも息子を少し下に見ている感はあり、そういうこともあるだろうなあ…と思えるところもありました。

俺ばっかり、いっつも弱い…
でんぱは、悲しさ・情けなさ・悔しさ・怒りなどの感情がぐちゃぐちゃになっているようでした。
なんと声をかけて良いのかわかりませんでしたが、「あなたは何も悪くないよ、いやだったね」と声をかけたと思います。
少し落ち着くとゲームを始めたので、その間に私はどうしたら良いのか、調べたり考えてたりしていました。
親の対応
タイトルはちょっとアレですが、こちらの記事の内容が参考になりました。
今回はイジメというほどの悪質なものではありませんが、今後イジメの種にならないとも限りません。
我が家ではこんな対応をしました。
まずは逃げることを、子供に伝える
ゲームが終わったでんぱに伝えたのは、こんなことです。
- 全員と仲良くできるわけじゃない
- 嫌なことがあったら、まずは逃げる
- 毎日お母さんが迎えに行くのも、できる
- 本当に辛いなら、学校も学童も行かなくて良い
- お母さんも昔いじめられた。いじめられるのは、恥ずかしくない。
大げさかもしれませんが、嫌な目にあって泣いた自分を責めないでほしくて話しました。

ウソか本当か、ゲームが終わったらスッキリしたようで、いつものでんぱ。
その後はいつも通り、宿題をしたり遊んだりしてゆっくり過ごしました。
夫と共有
でんぱが帰ってゲームを始めてすぐ、LINEで今日あったことを夫に連絡。
その日は、夫は夜9時頃の帰宅予定でした。
帰宅する時間にはまだ起きているはずなので、本人の前で話を蒸し返したくないのと、帰ってきてから少し優しくしてほしかったからです。
LINEで「やり返してないのは、えらいね。褒めてあげてね。」と連絡がありました(褒め忘れてた)。
私1人だと抱えきれないことでも、夫に相談できるのはありがたいなあと思います。
学童の先生へ連絡
学童からの下校中のトラブル。
学校に言った方が良いのか、学童に言った方が良いのか、はたまた両方か…。
さっぱりわからないのですが、学童の先生方はいつも対応が素早く素晴らしいので、そちらに相談することにしました。
連絡帳にこんなふうに書き、翌日息子に持たせました。
いつもお世話になっております。
きのう一緒に帰宅したお友達にランドセルを揺さぶられたり、嫌な目にあったようで、大泣きして帰ってきました。
お時間が許せば、少し話を聞いてやって頂けないでしょうか。
また当面は、毎日お迎えに行きたいと思います。
よろしくお願い致します。
Aくんの名前を書くかどうかも迷いましたが、先生方になるべく先入観を持たず対応して頂きたかったので、あえて書きませんでした。
私は息子からの話しか聞けませんが、違う子から見れば、違う状況かもしれません。
学童で話し合ってくれました
翌日は何もなかったかのように、元気に登校したでんぱ。
夕方に学童に迎えに行くと、早速学童の先生が話しかけてくれました。

わあ~、先生お仕事が早い( ;∀;)ありがたいです。。
相手の子は、遊びのつもりだった
話を聞くと、やっぱりAくんは遊びの延長でランドセルを揺さぶったりしていたようです。
Aくんなりに「こんな風に遊びたかった」という気持ちがあって、その行為に至っていました。
でもその気持ちはでんぱには伝わっていなくて、でんぱからすると「急に嫌なことをされた」という気持ちだけが残っていたんだそうです。

でんぱくんにも、嫌なことや気になることがあれば、先生たちが力になると伝えています。
Aくんは、でんぱが嫌な気持ちになったことを知り、謝ってくれたそう。
でんぱもそれを受け入れ、仲直りができました。
一方の肩を持つのではなく、2人を平等に指導をしてくださった先生方には、本当に感謝しかありません。
相手の子の親御さんには、連絡しません
あとびっくりしたのですが、こんなことも聞かれました。

親御さんには連絡は結構です、とお断りしましたが、こんな小さなトラブルでも聞かれるんですね…。
ただ一方でもし自分の子供たちが加害者側になってしまったら、教えてほしいという気持ちもある気がします。
難しいですね。
まとめ:避けては通れない友達とのトラブルを、成長の糧に。

でんぱは発達障害の特性なのか、感覚が繊細すぎる面もあります。
ほかの子にとっては「こんなことくらい」と思えることでも、異常に落ち込むことも…。
そういうことも踏まえると、でんぱの言うことを全部真に受けると、実際のこと以上に大きく感じられてしまうような気がしています。
「わが子を信頼する」という気持ちと、「客観的に観る」という冷静さのバランスが難しいですね。
ただ今回、息子にとって成長の糧になったなと思う経験でもありました。
- 学童の先生など、助けてくれる大人がいること
- 自分の思いを伝える大切さ
- 友達を許して、仲直りすること
こんなことを学んでくれていたらいいな。
生きていく上で、トラブルに遭うことは避けられないことでもあります。
トラブルを避けるだけでなく、遭ってしまったときにどうするか、それも親子で一緒に学んでいきたいですね。