こんにちは、ぽんぱです。
先日息子・でんぱがはじめて「今日は学童に行けない」と学童登所拒否。
最近小学校も学童も順調にいっていただけに、親も戸惑ってしまいました。
息子が発達障害だということもちょっと忘れかけていましたが「ああ、この子そういえばそうだったわ!」と思い出す1日でした。
登所拒否の経緯
はじめてのイベント

登所拒否を起こしたのは、土曜日のことです。
ふだん土曜日は学童はお休みですが、その日は学童全体での保護者も参加するイベントがあり、はじめて参加することになりました。
子供たちは先に集団登校をし、あとで保護者が学童に行く手はずになっており、息子・でんぱを玄関で送り出しました。
ふだんは小学校指定の帽子をかぶって登校しますが、その日は小学校はないため、保育園で使っていた布帽子をリュックに入れておきました。
春休み中に学童に通っていたときはキャップを愛用していましたが、それを紛失したばかりで、私もまだ新しいキャップを買っていなかったんです。
「いつもと違う帽子」にパニック
送り出してから5分ほどすると、でんぱが泣きそうな顔で帰ってきました。
手には、布の帽子を握っています。



そう言って、帽子は被らずに出かけていきました。
しかしその数分後、またでんぱが戻ってきます。



さっきいらないと言った帽子をいると言った上に、布帽子のヒモを切ってほしいと、なぜかパニック状態。
もう使うこともないのでヒモを切りましたが、そうこうしていると泣き出してしまいました。

帽子が何かの原因であることは明らかにわかりましたが、それ以上はパニック状態で聞けません。
お友達も待たせてしまっていたため、とりあえず「先に行ってね」と私だけ謝りに行きました。
そのとき周りのお友達はほとんどキャップを被っていたので、それが原因かな…と気づきます。
家に帰って、でんぱの話を聞こうとしても

と泣きじゃくるばかりでした。
先生との電話
イベント開始時間までに気持ちを立て直すのが難しいと思い、学童に連絡を入れました。

遅れるかお休みするかもしれません。


みんなほとんどキャップを被っていますが、うちの子だけ布帽子で嫌だったのかもしれません。

無理して参加することはありませんが、「待っているよ」と伝えてください。遅れてもいいので。
先生が温かく対応してくださるので、ちょっと泣きそうになりました( ;∀;)
「先生、待っているよ」の一言で勇気が出た
まだ泣いているでんぱには、なるべく普通の声で話しかけました。

でも○○先生が「でんぱくんのこと、待っているから来てほしい」って言ってたよ。

しばらく無言でいましたが、数分したら話しかけてきました。



あくまで「目が痛かった」というスタイルを崩さないのが可愛く思えました(笑)
「大好きな先生が待っているよ」という言葉が効いたようで、立ち直ってくれたようです。
通学の道で「恥ずかしかったんだ」と教えてくれた
あらためて帽子はなしで、参加することにします。
学童に向かう道の途中で、でんぱが教えてくれました。


会話をしながら、準備不足だったことをちょっと反省…。
プライドが高くて失敗を嫌がるでんぱには、なるべく失敗や恥ずかしい思いをさせない方が良いのではないかと前から思っていました。
避けては通れないことでもあるのですが、定型発達の子に比べて、深く落ち込んでしまい立ち直れないこともあるからです。
発達障害のでんぱは、整った環境でないと、安心して生活したり力を発揮することができません。
ああ、ちゃんと帽子買っておかなくちゃいけなかったなあ(;^ω^)
先生・お友達・周りのママに感謝

学童に着くと、先生やお友達が温かく迎えてくれました。
心配してたよ~という声を聞くと、でんぱもはにかみながら、スッと学童に入ることができます。
その後はいつも通りのでんぱの様子で、学童のイベントを楽しんでいました。
本当に周りの方に恵まれていてよかったなあと心から感謝です。
まとめ:親の先回りが間に合わないこともある。どう立ち直るかも課題

今回は「行けない!!」から「行ってみよう」の気持ちに変化した経験ができて、それはそれでよかったかなと思います。
私の準備不足(買い忘れ)を反省するとともに、いつも完璧に準備できるわけでもありません。もともと忘れん坊なのでね…。
そういう不測の事態にどう対処していくのかというところも、親として試されているような気がします。
子供が「できない」というと、正直「そんなことくらいで…」と思ってしまう自分がいます。
子供にとっては重大なことだと頭ではわかってるんですが、なかなか腑に落ちない部分もあるんです。
今回はたまたま行けましたが本当に行けない場合、ずっとその気持ちを抑えて、子供に寄り添うことができるのかなって。
これから本人1人で不測の事態に対応しなければならないときもあるし、気持ちがずっと収まらないことだってあり得ます。
私1人では対応しきれないこともあるかもしれません。
学校と学童の先生にも協力して頂きつつ、なんとかこれからの小学校生活も楽しく過ごせればいいなあ…。