1990年代、私はCLAMP(クランプ)に夢中だった。漫画家グループ・CLAMPオススメ作品14選。

こんにちは、ぽんぱです。

私は小・中学生時代、漫画家グループ・CLAMPの作品に夢中でした。

「魔法騎士レイアース」や「カードキャプターさくら」が有名ですが、他の作品も本当に素晴らしい!

2000年代以降はあまりチェックできていなかったので、私が特に読みふけっていた1990年代の作品を中心にご紹介したいと思います。

聖伝ーRG VEDAー(せいでん リグ・ヴェーダ)

「約束」を軸に、世界が動いていく圧巻のスケールの物語。

夜叉王(やしゃおう)と阿修羅(あしゅら)が物語の主人公です。

CLAMP作品の壮大さ、広がり、深さを感じる作品でした。

当時小学生で読んでいた私には、ショックなシーンも多かった(遺体を動物に食べさせるとか…)ので、あまり小さい子には読ませない方が良いかな…。

ラストに向かうまでも予想外の展開が続き、辛く切ない気持ちにさせられました。

ただその中で最後の最後は、一筋の光を感じさせる美しい終わり方。

壮大な物語に身をゆだねてみたい方にお勧めです。

白姫抄(しらひめしょう)

3話の短編と「序」「終」からなっている、1巻完結のマンガです。

白姫(しらひめ)にまつわる物語が、和のタッチで描かれた美しい作品。

小学生の私は「白姫=雪女」だと解釈していましたが、たぶんそんな感じで間違ってないはず…。

日本美を感じさせる流れるような美しい絵と、悲しみを孕んだ物語に、魅了されました。

読んだ後も世界観から抜け出せない、印象に残る作品です。

Rex 恐竜物語

古生物学者・立野昭良と娘の千恵は、北海道の山奥の洞窟で恐竜(ティラノサウルス)の卵を発見した。

孵化した恐竜はレックスと名付けられ、千恵が母親代わりとなって育てる。

Wikipediaより

昔、安達祐実さん主演で映画化されましたね!ムツゴロウさんが原作の作品です。

孵化した赤ちゃん恐竜レックスが、とにかくかわいい!そして千恵ちゃんがけなげ( ;∀;)

冒険・ワクワク・感動が詰まった楽しめる作品でした^^

X(エックス)

東京を舞台に、人類の存続を求める「天の龍」と、人類を汚染とみなし、自然あふれる地球に戻そうとする「地の龍」の戦いを描いている。

Wikipediaより

これまた壮大な作品です。

1992年から連載していたものの途中で休載となり、今に至るまで休載中。

首が切られるなどのショッキングなシーンが多く、社会情勢なども踏まえて休載に至ったそうです。

いつかは完結させてほしい…!

私は学生時代にASKAを毎号購入して読んでいました。小鳥ちゃんの回には、、辛かったですね。

単行本の背表紙に1人の登場人物が描かれていて、揃えるとつながるのが嬉しかったなあ。

東京BABYLON(とうきょうバビロン)

「あなたは東京が嫌いですか?」

皇昴流(すめらぎ・すばる)は人々を呪いや怨霊から守る陰陽師一族の若き当主。

優しく繊細な彼を見守り励ます、明るい双子の姉の北都(ほくと)

皇家に敵対する強大な力を持ち、かつ残忍な暗殺集団といわれる桜塚護の一族で獣医師の桜塚星史郎(さくらづか・せいしろう)

絶対に相容れない一族同士のはずが星史郎は常に昴流と行動を共にし、優しく振舞う。

果たして彼の真意は……。奇妙な組み合わせの3人が、東京を舞台に活躍する怪奇ファンタジー。

Wikipediaより

最近久々に読み返してみたんですが、今なお変わらない社会問題に切り込んだスゴイ作品だなと感嘆しました。

レイプ、盲導犬、邪険にされる老人、臓器移植などなど…。

誰にでも優しい主人公・昴流が、ラスト近くで自分の気持ちに気づくところは、すごく胸が痛かったです。

この作品が本当に好きで、女の子が生まれたら「北都」ってつけようと本気で思ってました(結局違う名前ですが)。北都ちゃんのファッションセンスが本当カワイイ。

主人公・昴流と星史郎は、「X」でも主要キャラとして登場します。

最後を読んでからまた読み返すと、いろんなことが切なく感じられてしまいました。

CLAMP学園探偵団

生徒会役員の優秀な少年らが探偵を結成し、学園内のトラブルを解決するというコメディ作品。

妹之山(いものやま)財閥が私財を投じて作った巨大学園都市CLAMP学園

その妹之山財閥の末息子である妹之山残率いる初等部学生会が、世のすべての女性の力となるためCLAMP学園探偵団を結成した。

Wikipediaより

これはただ楽しく読める作品!

3人の生徒会役員の少年3人が、自分たちの力を存分に生かしながら活躍します。

豪華絢爛なCLAMP学園、小学生や幼稚園生とは思えない学園の皆様、非現実のワンダーランドがここに!!

この3人も大人になった姿で「X」に登場します。

20面相にお願い!

2人のお母さんの依頼によって物を盗む怪人20面相

ある日、追っ手をかわすために入ったベランダで大川詠心(おおかわ・うたこ)と出会った。

失恋したばかりの詠心は20面相の言葉で元気づけられ「次の恋の相手はあなたにする」と言う。

Wikipediaより

「CLAMP学園探偵団」の1人、伊集院玲(いじゅういん・あきら)が主人公。

あらすじにもありますが、お母さんが2人いるという謎設定もサラリと書いちゃうCLAMPが素敵です。

ただニヤニヤとかわいく読める作品ですね。

不思議の国の美幸ちゃん

元ネタは不思議の国のアリス。

不思議の国に迷いこんだ女子高生「美幸ちゃん」が、不可思議な女性キャラクターたちに翻弄されるストーリーであり、ほぼ全編に渡り美幸ちゃん本人の意志を無視してのいわゆる百合展開となる。

Wikipediaより

ちょっとえっちなお話です。こちらも1巻完結。

でも女性しか出てこないので、キレイでポップな空間に。

軽い感じで読める、CLAMPが描く色んな女性の魅力が楽しめるマンガでした♪

新・春香伝

高麗(コリョ)国に蓮姫(リョンフイ)と呼ばれる小さな町があった。

この町を管理していた貴族階級両班の男は、必要以上の徴税によって住民を苦しめ、その息子もまた町中で住民に粗野な態度で振舞っていた。

春香(チュニャン)は、それが我慢ならず、悪人を得意の武術で懲らしめる日を送っている。そんなある日、夢龍(ムロン)という旅人が、春香の家を訪ねてくる。

Wikipediaより

こちらも1巻完結の物語。朝鮮半島・高麗が舞台のお話です。

チマ・チョゴリなどの衣装が素敵で、強い春香がカッコいい。

こちらも筆のタッチで描かれていて、世界観がよく表れています。

「新」とあるので、ふつうの「春香伝」もあるのかと思ってましたが、ないようでした(;^_^A

終わり方からしてもっと続きがあるんじゃない??と思ってますが、1巻で終わりなのが残念。

 

CLOVER

元・軍人の和彦は絋将軍から不思議な少女・スウを妖精遊園地(フェアリーパーク)まで送り届けるよう頼まれる。

1巻では和彦とスウを主軸に、妖精遊園地の崩壊までを描く。2巻以降ではサブキャラクターの視点で、1巻の物語が始まるまでの「過去」を描きながら、1巻で大量に張られた伏線を回収していく。

Wikipediaより

個人的に、一番繊細に美しく描かれたCLAMP作品だと思います。

CLAMPは作品によってかなり画風を工夫していますが、この作品は本当に細やかで惹きつけられる。

単行本は芸術作品みたいだと思いました。コマ割やフォントなどもアートな感じ。

2巻のスウと織葉の電話のやりとりが好きでせつなかったです。

魔法騎士レイアース

1993年、東京タワーでの社会見学中、中学2年生の3人の少女・獅堂光、龍咲海、鳳凰寺風は偶然出会った。

窓の外、眩い光の中に浮かび上がる謎の少女の幻影を見た3人は、その直後異世界「セフィーロ」に召喚される。

そこで出会った導師クレフの導きを受けて、3人は「魔法騎士(マジックナイト)」としてセフィーロを救う旅に出ることに。

Wikipediaより

女子的には、海ちゃんが一番人気でしたね…!

これを読んで、こっそり魔法を練習していた少女もいたのではないでしょうか(私です)。

少女漫画なのに「敵を倒して終わり」ではないということが衝撃的でした。

魅力的なキャラクターたちが次々登場し、RPGのようなテンポのよいストーリーが楽しめます。

あとは自己犠牲について考えさせられる作品でしたね。

カードキャプターさくら

木之本桜(以下、「さくら」)は、友枝小学校に通う小学4年生。

父・藤隆と兄・桃矢と3人暮らしで、兄の親友・雪兎に憧れている。ある日、藤隆の書庫で不思議な本を発見する。

すると、その本から封印の獣ケルベロス(ケロちゃん)が現れた。

その本は、魔術師クロウ・リードが作った魔法のカード「クロウ・カード」が入っていた。

全てのカードがさくらの住む町にばらまかれてしまい、封印が解かれるとこの世に「災い」が訪れるというクロウカードを回収するため、さくらはケルベロスによって「カードキャプター」にされ、

ケルベロスや親友・大道寺知世、クロウの血縁の少年・李小狼(リ・シャオラン)と共に、クロウカードの起こした事件を解決しながら、カード集めに奮闘する。

Wikipediaより

細い線でかわいく描かれたイラストに、CLMAPの練りこんだストーリーが融合した読み応えある作品。

知世ちゃんのつくる凝った衣装も好きでした。

2018年現在は「クリアカード編」が連載中!こちらも目が離せない気になる展開になっています。

絵のタッチが全然変わってないのがスゴイ。

個人的にスゴイと思っているのが、少女漫画にいろんな愛のカタチを放り込んだこと。

桃矢と雪兎、先生とりかちゃん、知世とさくら…など、さすがCLAMPですよ…!

わたしのすきなひと

各話7ページの読みきりコミックとショートエッセイという構成で、コミックの原作とエッセイは大川七瀬、コミックの作画は猫井椿が担当している。

Wikipediaより

オムニバス形式で、毎回違う女の子が主人公。

女の子と好きな人のほんわかした物語が読めます。とにかく恋する女子はかわいい!

CLAMPはもこなさんが作画を務めることが多いですが、これは猫井さんが作画をされています。

ゴスペラーズで毎回センターが変わるみたいな感じですかね(わかりづらい?)。

猫井さんの絵はほんわかとしていて癒し系、このマンガの雰囲気にとてもよく合っています。

Wish

病院で医者として働いている栩堂琇一郎は、ある日の深夜、カラスに襲われていた天使・琥珀を帰宅途中に助け出す。

琥珀はお礼に琇一郎の「願い」を叶えると言いだし、居候することになる。

しかし琥珀にとって地上の生活は慣れないものだったため、失敗を繰り返す。

そんな琥珀を優しく見守り助けてくれる琇一郎に、いつしか琥珀は惹かれていく。

しかし2人には、思いあい結ばれても一緒にいることのできない過酷な運命が待っていた。

Wikipediaより

こちらも猫井さんの作画。ほんわかした雰囲気のやさしいお話。

ちいさい琥珀がかわゆいのですよ…。

ずっと何の願いもなかった琇一郎が、願いを見つけて琥珀にお願いするシーンは、グッとくるものがありました。

終盤「急にこの展開…!?」というのがありますが、ラストは一応ハッピーエンドです。

まとめ:CLAMP作品のつながりも面白い

私は2000年以降はちょっとCLAMP作品から離れてしまっていたんですが、ツバサなどでもたくさんのCLAMP作品キャラクターが登場します。

CLAMPをずっと読んできた人にはたまらない(*´艸`*)

にわかなCLAMPファンの私ですが、「カードキャプターさくら クリアカード編」をはじめ、またチョコチョコと楽しみに読みたいと思います^^